ルーターとパソコンなどの通信機器を接続することで回線速度を安定させたりする効果のあるLANケーブル。
カテゴリや形状など、種類がたくさんありすぎて選び方が難しいですよね。
今回はLANケーブルの選び方と、その上でおすすめのLANケーブルを紹介していきます。
LANケーブルとは?寿命は?速度が安定する?
インターネットに有線で接続する際に必要になるLANケーブル。
無線でインターネットに接続するよりも、障害物や周囲のノイズの影響を受けにくいのでLANケーブルでインターネットに接続をすると回線速度が安定します。
お仕事でインターネットを利用する方や、オンラインゲームが好きな方に重宝されていますね。
LANケーブルの寿命は一般的に20年〜30年です。しかし使い方によっては短くなります。使用上の注意点を、後ほどお話しますね!
LANケーブルの選び方5つ!
❏LANケーブルの選び方
- カテゴリから選ぶ
- 形状から選ぶ
- 長さから選ぶ
- 単線かより線かで選ぶ
- 細部のこだわりで選ぶ
LANケーブルの選び方は主に5つです。用途や、使用する部屋の状況などによって適切なLANケーブルを選びましょう!
ひとつずつお話していきますね!
適切なケーブル選びが、LANケーブルを長持ちさせることにも繋がります。
LANケーブルの選び方①カテゴリから選ぶ
LANケーブルにはカテゴリがあります。カテゴリとはそのLANケーブルのスペックを分類したもので、対応速度などによって異なります。
カテゴリ | 最高速度/ 周波数帯域 | 特徴 |
---|---|---|
CAT8 | 40Gbps/ 2000MHz | 多くのデータを転送できるので、主に業務用として使用される。 ノイズ耐性が高く、高速で安定したネットワークの構築が可能。 |
CAT7 | 10Gbps/ 600MHz | 速度はCAT6aと同じだが、周波数帯域が広い。 大容量データ通信時にも遅延しにくく、業務用としても家庭用としても快適に使用できる。 |
CAT6a | 10Gbps/ 500MHz | CAT6よりも広い周波数帯域に対応しており、広い部屋で使用する場合にもおすすめ。 PS4,PS5などと接続するのにもおすすめ。汎用性が高い。 |
CAT6 | 1Gbps/ 250MHz | CAT5より周波数帯域が広がり、ノイズ耐性も向上。 |
この対応している回線速度が、ご家庭で利用している光回線の最高速度より低いと光回線の速度を満足に活かせない可能性があります。
選ぶ際には利用している光回線の速度と同等か、それ以上のLANケーブルを選ぶようにしましょう。
あまり高スペックなものを選んでも、性能を持て余してしまいますが、LANケーブルは一般的に20年〜30年使用できます。
最近は最高速度2Gbps以上の光回線も増えてきているので、最高速度1GbpsのCAT6以下のLANケーブルを選ぶよりはCAT6a以上のLANケーブルを選ぶのがおすすめです。
一般的な利用であれば、CAT6a以上のものがおすすめです。
LANケーブルの選び方②形状から選ぶ
LANケーブルを利用する部屋の状況によって形状を選びましょう。
LANケーブルの形状には「スタンダード」「フラット」「極細」「巻き取りタイプ」などがあり、それぞれ以下のような特長があります。
①スタンダード
もっとも標準的な規格のものです。取り回しやすさは他の形状のものに劣りますが、ケーブルが太いのでノイズの影響を受けにくいです。
市販されているルーターに付属されているLANケーブルに多いです。長距離配線をする方におすすめですよ!
②フラットタイプ
形状が平たく薄いので、カーペットやドアの下を通す場合に利用しやすいです。
部屋の外観を損なわずに使えることがメリットですが、スタンダードと比べると引っ張りの強度は劣ります。
③極細タイプ
狭い場所にも配線しやすいのが極細タイプです。ケーブルが柔らかいので曲げやすく、ケーブルが混雑している場所でも扱いやすいのが特長ですよ!
④巻き取りタイプ
出張先でも使いたい方におすすめなのが「巻き取りタイプ」です。巻き尺のように、使わない時にはコンパクトに収められるので持ち運びが容易です。
長さも80cm〜3m程度のものまであります。
迷ったらスタンダードタイプがおすすめです!
LANケーブルの選び方③長さから選ぶ
LANケーブルの長さには30cm〜3m程度のものまでと長さも色々あります。
長すぎると速度のパフォーマンスが下がるため、適切な長さのLANケーブルを選ぶ必要があります。
高い場所に配線する場合には、高さも加味して選びましょう。
無理に曲げると断線してしまうこともあるため、適切な長さのものを選びましょう!
LANケーブルの選び方④単線かより線かで選ぶ
LANケーブルの種類には「単線」と「より線」があります。それぞれ導線の数が異なり、以下の特徴があります。
◎単線
1本の太い導線でつくられており、通信の安定性に優れています。
ケーブルが硬いので、急な角度で曲げると断線する可能性があります。
しかし10m以上の長距離配線をする場合には、単線がおすすめです。
◎より線
7本の細い導線が束になっており、単線と比べてノイズの影響を受けやすいです。
柔らかいので取り回しがしやすく、狭い場所に配線するのにも向いています。
5m前後の短距離配線向きで、長距離配線には不向きです。
5m以上の長距離配線をする場合には「単線」のものを。5m以下の短距離配線をする場合には「より線」のものがおすすめです!
LANケーブルの選び方⑤細部のこだわりから選ぶ
ある程度LANケーブルを決めたら、最後は細部のこだわりで決めましょう。
❏細部のこだわり
- ツメの保護カバー
- 金メッキ加工
ツメ折れを防ぐツメの保護カバーや、サビに強い金メッキ加工のしてあるLANケーブルを選ぶことで、LANケーブルを長持ちさせることができます。
LANケーブルを長持ちさせたい方は、上記のような特徴のあるLANケーブルを選ぶと良いですよ!
用途別・おすすめのLANケーブル!
最後に、一般家庭で使用する場合におすすめのケーブルをカテゴリ別に紹介します。
おすすめ!カテゴリ7のLANケーブル
◎monva-lab
楽天で「LANケーブルランキング」第1位の常連であるmonca-labのLANケーブルがおすすめです。
金メッキ加工してあるのでサビにも強く、長持ちさせやすいです。
長さも以下の7種類から選べます。
- 1m
- 2m
- 3m
- 5m
- 10m
- 15m
- 20m
おすすめ!カテゴリ6aのLANケーブル
◎BUFFALO
爪折れ防止のしてあるストレートタイプのLANケーブルです。長さは以下の6種類から選べます。
- 0.5m
- 1m
- 3m
- 5m
- 7m
- 10m
ルーターのメーカーとしても国内で人気のあるBUFFALOのLANケーブルなので安心して利用できますね!
価格も680円〜と手頃なので、お試しで使ってみるのにもおすすめです。
LANケーブルを長持ちさせる方法
❏LANケーブルを長持ちさせる方法
- 紫外線に直接当たらない場所に配線する
- 風通しの良い場所に配線する
- 爪折れしないようにツメの保護カバー付きのものを選ぶ
LANケーブルは紫外線や湿気に弱いので、紫外線を直接浴びない風通しのよい場所に配線するのがおすすめです。
また、ルーターに差し込む箇所であるツメが折れないように、保護カバー付きのものを選ぶのもおすすめです。
【最後に】LANケーブルは使用環境に合わせて選びましょう!
LANケーブルは最高速度や、長さ、形状などによって種類が豊富です。
スペックによってカテゴリが分けられており、最もハイスペックなものはCAT8です。
そんな中でも一般的な利用であればCAT6aかCAT7がおすすめですよ!
長さは、長すぎると速度の安定性が低下したりするので、配線した時に長すぎず短すぎない丁度良い長さのものを選ぶようにしましょう。
適切なケーブル選びがLANケーブルの寿命にも影響します!
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