Wi-Fiを無線で利用するために必要不可欠なWi-Fiルーター。
種類が多すぎて、機能や性能の違いをどうやって見分けたら良いのかわからないという方も少なくありません。
今回は一人暮らしの方におすすめのWi-Fiルーターを6つの基準から紹介いたします。
一人暮らしのWi-Fiルーターの選び方は6つ!
❏Wi-Fiルーターの選び方
- 使用環境から選ぶ
- 速度から選ぶ
- 接続可能台数から選ぶ
- アンテナの性能で選ぶ
- 価格で選ぶ
- 初期設定や接続のしやすさで選ぶ
ひとつずつ詳しくお話していきます!
Wi-Fiルーターの選び方①使用環境から選ぶ!
Wi-Fiルーターは、お住いの環境で選びましょう。
例えば戸建てにお住まいの場合には、壁や天井などを挟んで広範囲に届く必要があります。
1階2階と分かれたフロアで使用する場合には、縦方向にもきちんと電波が届く必要があります。
一人暮らしの方であれば、ほとんどはワンフロアだと思うので、広範囲に届く必要はそこまでありませんが、その分いかに高速に通信できるかにこだわりたいですよね。
一人暮らしの場合には、速度と繋がりやすさから選びましょう!
Wi-Fiルーターの選び方②速度から選ぶ!
Wi-Fiルーターは通信規格によって速度が異なります。通信規格は主に3種類あり、以下のように最高速度が変わります。
規格 | 周波数帯 | 最高速度 |
---|---|---|
11ax(Wi-Fi6) | 2.4GHz 5GHz | 9.6Gbps |
11ac(Wi-Fi5) | 5GHz | 6.9Gbps |
11n(Wi-Fi4) | 2.4Hz 5GHz | 600Mbps |
規格は「Wi-Fi○」の○部分の数字が大きいほど最新の規格となっており、速度も速くなっています。
この中でもWi-Fi6がおすすめです。
❏Wi-Fi6のメリット
- 最高速度が9.6Gbpsと高速
- 複数台を同時に接続しても速度が低下しにくい
- 2.4GHzと5GHz、2つの周波数帯に対応
- 下位互換があり、以前の規格にも対応
Wi-Fi6は最新の規格になっており、セキュリティ面でも最も安心です。
周波数帯は主に2種類あり、それぞれ次のような特徴があります。
周波数帯 | メリット | デメリット |
---|---|---|
2.4GHz | ・対応機器が多い ・障害物に強い ・安価 | ・電波干渉を起こしやすい |
5GHz | ・通信速度が速い ・電波干渉を受けにくい | ・対応機器が少ない ・障害物に弱い ・値段が高い |
2.4GHzは壁などの障害物に強いので、距離がある場所で利用するのにも向きますが、電波干渉を起こしやすいので家電の多い場所などで利用するには向きません。
一方、5GHzは通信速度が速く電波干渉を受けにくいので、周囲に家電などが多い場所でも利用しやすいです。
しかし対応している機器がまだ少なく、障害物に弱いので、あまり距離のある場所で利用するには向きません。
両方を兼ね備えていると、使用環境の状況によって利用する周波数帯を変えられるので、両方を備えているWi-Fi6がおすすめです。
最新の規格であるWi-Fi6のものから選ぶのがおすすめです!
Wi-Fiルーターの選び方③接続可能台数から選ぶ!
Wi-Fiルーターは同時に何台接続するかによって必要な性能が変わります。
一人暮らしの場合でも、パソコンを繋ぎながらスマホを繋いだりすることもありますよね。
2人以上で暮らしている場合には、自分以外の人の接続台数も数に入れなくてはいけません。
実際に接続している数が、最大接続数より少なくなるように選びましょう。
Wi-Fiルーターの選び方④アンテナの性能で選ぶ!
Wi-Fiルーターの性能はアンテナの本数でも変わります。
Wi-Fiルーターのアンテナには「内臓タイプ」と「外付けタイプ」とがあるため、表に出ているアンテナの本数が実際の本数というわけではありません。
現在は最大4本で、基本的には本数の多いほうが、最大速度も速くなっています。
電波の強弱にはさほど違いはありませんが、外付けタイプのほうがアンテナの角度を変えられるので、使い勝手は良いです。
Wi-Fiルーターの選び方⑤価格で選ぶ!
Wi-Fiルーターの価格もピンからキリまでです。安価なものだと5,000円程度〜ありますが、高価なものになると数万円するものもあります。
高価なもののほうが性能は良いですが、ご自宅でちょっと使う程度であればそこまでハイスペックなものはいらないでしょう。
反対にオンラインゲームなどを極めたい方であれば、ちょっとこだわって選んだ方が快適に利用できますよ。
光回線の会社によってはWi-Fiルーターを貸し出してくれるところもあるので、種類が多すぎて選べない場合にはレンタルしてみるのもおすすめです。
Wi-Fiルーターの選び方⑥初期設定や接続のしやすさで選ぶ!
あまり機械に詳しくない方からすると、機械の「初期設定」と聞くと小難しい印象を覚えますね。
最近はWi-Fiルーターの初期設定も簡単になっており、「ワンタッチ」で接続できるものも増えています。
ボタンひとつで接続でき、そういう機能を「ワンタッチ接続機能」と言います。
ワンタッチ接続機能のついているWi-Fiルーターであれば、初期設定も簡単ですよ!
>>プロバイダとは何?光回線とはなにが違うの?【3分で解説!】
こだわりの機能から選ぶ
Wi-Fiルーターの機能には便利なものが増えています。用途によって次のような機能がついていると、より快適にインターネットを楽しめますよ。
- ビームフォーミング
- メッシュWi-Fi
- MU-MIMO
ビームフォーミングは電波に指向性をもたせることで、通信の安定性を実現する機能です。Wi-Fiの電波は通常360°全方向に飛びます。
それを特定の方向や機器に向けて電波と飛ばすことで、離れた場所でも電波が届きやすく、通信速度を維持しやすいのが特徴です。
続いてメッシュWi-Fiは、戸建てにお住まいの方におすすめの機能です。通常、Wi-Fiは水平に飛ぶため、縦方向にはあまり強くありません。
メッシュWi-Fiでは、親機といくつかの中継機を使い、家中に網目のようにWi-Fiを繋げることができます。
メッシュ機能を利用したい場合には、メッシュ機能のついている親機をきちんと購入するようにしましょう。メッシュ機能のない親機(ルーター)に、メッシュ機能のついている中継機を繋げることはできません。
中継機と親機がセットになっているメッシュWi-Fiを購入すると、個別に選ぶ手間が省けます。
最後にMU-MIMOは、複数の機器を同時に接続したい方におすすめの機能です。MU-MIMOにはビームフォーミング機能も付属しているため、複数の機器に接続しても通信が安定しています。
特定の機器の通信を安定させたい場合にはビームフォーミング。広い家にお住まいの場合にはメッシュWi-Fi。複数機器を同時に接続したい場合にはMU-MIMOの機能のついているものを選びましょう。
一人暮らしの方におすすめの無線LANルーター
最後に一人暮らしの方におすすめの無線LANルーターを紹介します。
◎BUFFALO
無線LANルーターのメーカーの中でも、家庭向けとして人気のあるBUFFALO。
このルーターは最新規格であるWi-Fi6に対応しており、最大速度2401Mbpsまで対応しています。
ビームフォーミング機能やメッシュ機能も付属しており、広い家でも満足に使用できます。
また設定もアプリで簡単にでき、セキュリティ機能も1年間無料でついてくるので、電子機器に弱い方でも安心して使い始められますよ!
◎BUFFALO シンプルで利便性抜群!
先程紹介した3200AXほどの性能は不要で、初期費用を抑えたい場合にはこちらの1166DHPL2がおすすめです。
Wi-Fi6には対応していませんが、最高速度866Mbpsまで対応しています。一人暮らしの方で、インターネットで調べ物をしたり動画の閲覧をしたりなど一般的な使い方であれば、このルーターでも十分快適に行えます。
【まとめ】一人暮らしの無線LANルーターは使い方で選ぶ!
- 使用環境から選ぶ
- 速度から選ぶ
- 接続可能台数から選ぶ
- アンテナの本数から選ぶ
- 価格から選ぶ
- 初期設定のしやすさで選ぶ
無線LANルーターは上記の6つの基準から選びましょう。
一人暮らしの方で一般的な使い方をする程度であれば、5,000円程度で性能的にも十分なものがあります。
オンラインゲームを極めたい場合には、最新規格であるWi-Fi6対応のものを選びましょう。
最近は初期設定の簡単なルーターが多く出ています。電子機器に疎い方は、「ワンタッチ機能」や「簡単設定」のついているものを選ぶことでスムーズに利用開始できますよ!