家電量販店に勤めていたころ、コロナのワクチンの副作用で悪夢をみた。
おっきな炊飯器が道路を走っていたり、高級炊飯器を売れと上司にせっつかれる夢。
その頃、いろんなメーカーの炊飯器のカタログを収集しており、各メーカーの特徴について四六時中考えていたためだろう。
ひとり暮らしを始め、私は頑張ってちょっといい炊飯器を買った。初めて炊いたごはんは、青天の霹靂。
実家で食べていたべっちょりとした食感ではなく、おかずの映えるしゃっきりした味。
炊飯器でこんなにも違うのか……!
と感動したもの。
と、話はそれたけれど、今回は求めるスペック別に一人暮らしにおすすめな炊飯器と、その選び方を紹介していきます。
新生活はなにかと入用。すこしでもお得に購入する方法を最後に紹介します!
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炊飯器の選び方
◎一人暮らし用・炊飯器の選び方◎
・価格で選ぶ
・炊飯できる合数で選ぶ
・炊き方で選ぶ
・炊きあがりの食感で選ぶ
・細かい機能で選ぶ(発酵・保温方法・ディスプレイ)
炊飯器を選ぶ際のポイントは大きく5つです。
ひとつずつわかりやすくお話していきますね!
価格で選ぶ!予算は1万円〜3万円あれば十分
新生活はなにかと入用。その中でも特に抑えられがちなのが、炊飯器の予算。
冷蔵庫や洗濯機など、大型の家電と比べて、予算が低く設定されがちです。
ごはん自体そんなに食べるわけじゃないから、すこしでも安く抑えたいな。
炊飯器は、機能を追求すればするほど価格は上がります。
一人暮らしで最低限炊ければ良いのであれば、予算は1万円〜2万円あれば十分です。
一人暮らしでも、ちょっと美味しいごはんが食べたい場合には3万円〜4万円を予算にしても良いでしょう。
炊飯器の予算の相場は1万円〜3万円です。
炊飯できる合数で選ぶ!3合がおすすめ
炊飯器のサイズには主に3種類あります。「3合」「5.5合」「1升」です。
合数 | 家族の人数 |
---|---|
3合炊き | 1〜2人 |
5.5合炊き | 3〜5人 |
1升炊き | 5〜10人 |
一人暮らしの場合には3合炊きがおすすめです。
たまに1合〜炊けるものもありますが、さすがに1合では一食分にしかなりません。
電気代がかかる上、食べたいと思ったらその都度炊くという手間が掛かるので、おすすめしません。
1食あたり1合弱と言われています。3合だと、だいたい3食分を一度に炊ける計算になりますね。
炊き方で選ぶ!マイコンよりIH炊飯を
炊飯器の炊き方は主に3つ方法があり、それぞれ次のような特徴があります。
炊き方 | 特徴 |
---|---|
マイコン | 予算:1万円以内 手頃だが、炊きムラができやすい。お米がべちゃっとした食感になりやすい。 |
IH | 予算:1万円〜3万円 炊きムラができにくく、ふっくらとお米を炊くことができる。 |
圧力IH | 予算:3万円〜 芯までふっくら甘いごはんを炊くことができる。人気メーカーのハイスペックモデルは基本圧力IH。 |
まず、「マイコン」というのは炊飯器の底にひとつだけヒーターがついているもの。
底のひとつのヒーターから加熱をするので、炊きムラができやすく、美味しいごはんを炊くには向いていません。
安価なので一人暮らしを始める方に人気がありましたが、最近はIH炊飯器も手頃になってきたので数は減少しています。
続いて「IH炊飯器」。手頃な価格と味とを両立しており、一人暮らしの方に一番人気の炊き方です。
IH炊飯器は、マイコンと違い、炊飯器の側面に複数のIHヒーターを取り付けています。いろんな角度から加熱することができるので炊きムラができにくく、また芯まで熱が入りやすいのでふっくらとしたごはんが炊けます。
価格も1万円〜と手頃なので、迷ったらIH炊飯器がおすすめです。
最後に「圧力IH」。こちらはハイスペックモデルに多い炊飯方式です。
側面だけでなく上の窯からも加熱するため、IHと比べて、よりしっかりと加熱ができます。
ふっくらするだけでなく、ハリのある甘い炊きあがりが特徴です。
3合炊きのものは5合炊きと比べて、同じスペックでも安く済みます。余談になりますが、私はTIGERの圧力IH炊飯器を使っています^^
予算を抑えて美味しいごはんの炊ける炊飯器がほしいなら、IH炊飯器の3合がおすすめです!
炊きあがりの食感で選ぶ!関東人は硬め好き
ごはんの食感には、「さっぱり」「もっちり」「やわらか」「かため」など、色々ありますね。
関東の人は濃い味のおかずにあう「さっぱりかため」のごはんが好きで、関西の人は薄味のおかずに合う「もっちりやわらか」なごはんが好きだと言います。
ごはんの食感は、炊飯器の「炊飯方式」や「メーカー」によって異なります。
メーカーによって得意な食感を表にしました。※あくまで私が量販店で働いていた頃に、周りのスタッフやメーカーの営業さん達から聞いた話など現場の声をもとにしています。
項目 | メーカー |
---|---|
さっぱり (かため) | ・東芝 ・三菱 ・TIGER |
もっちり (やわらかめ) | ・象印 ・Panasonic |
ごはんの品種によっても粒の食感は変わりますが、それを際立たせたりするのは炊飯器の役目です。
東京を拠点にしている「東芝」「三菱」のほか、「TIGER」もさっぱりめのごはんが得意な印象です。
特に三菱は、IHの炊飯器にこだわっており、他の大手メーカーがハイスペックモデルの炊飯方式に圧力IHを採用するなか、三菱だけはハイスペックモデルにも非圧力の「IH炊飯器」を採用しています。
関東はお新香なども塩味が濃く、ごはんの甘みを味わうよりもおかずを引き立たせるようなさっぱりごはんが好かれます。
続いてもっちり柔らかめが得意なメーカーには「象印」「Panasonic」を挙げました。
どちらも関西を拠点にしています。関西の食事は京料理に代表されるように薄味のものが多いため、薄味を包み込むやわらかいごはんが人気です。
Panasonic、象印はもっちり柔らかな炊飯におすすめできます。
うぅんメーカーが多くて、どこを選んだら良いかわからない。
迷ったら「象印」か「Panasonic」を選ぶのがおすすめです。シェア率が高く、万人受けしやすいごはんが炊けます。
細かい機能で選ぶ!保温方法・発酵機能つき……
炊飯器は細かい機能で選ぶのもおすすめです。
まず可能な保温時間も「12時間」「24時間」「48時間」など異なります。
長い時間保温を続けると、釜にダメージがあるのであまりおすすめはしませんが、炊きあがってからどのくらい保温できるのかは気になりますよね。
続いて、炊きあがりの食感を「さっぱり」「もっちり」などから選ぶことができたり、「炊き込みご飯」や「早炊き」などレシピ機能や時間短縮の機能がついていることもあります。
早炊き機能があると、ごはんを炊き忘れたときなどに役立ちます。
一人暮らし用炊飯器はどこで買うのがおすすめ?
すこしでも安く買うなら、どこが良いんだろう?
◎炊飯器を買える場所◎
・家電量販店(ヤマダ、ヨドバシ、K’sなど)
・家具屋(ニトリ、イケアなど)
・オンラインストア(楽天市場、Amazonなど)
炊飯器は上記のような場所で購入可能です。
その中でも売っている場所別に、次のような特徴があります。
お店 | メリット | デメリット |
---|---|---|
家電量販店 | ・家電のプロが自分の希望に合った製品を選んでくれる ・品質の良い製品が多い ・交渉次第では、安くなる可能性がある | ・性能の良い製品が多い分、価格はほかと比べて少し高い |
家具屋 | ・手頃な製品が多い ・デザイン性の良いものが多い | ・性能はそこそこ ・量販店のものと比べると故障しやすいものが多い |
オンラインストア | ・量販店で売っている製品を手頃な価格で購入できる ・ポイント還元されるストアなら、買うタイミングによってかなりお得になる ・家にいながら購入できるので、移動費がかからない | ・実際に製品を見られない ・ストアを選ばないと、紛い品に遭う可能性がある |
それぞれ上記のような特徴があります。
◎おすすめの購入場所◎
家電量販店→実際に製品を見たい/プロに選んでもらいたい
家具屋→安価でデザイン的にすこしでも良いものを選びたい
オンラインストア→すこしでもお得に性能の良いものを購入したい
実際に製品をみたい場合や、専門家に選んでもらいたい場合には家電量販店で購入するのがおすすめです。
すこしでも安価でデザイン的にすこしでも良いものを選びたい場合には、家具屋で選ぶと良いでしょう。
ですが最近は、量販店の製品でデザイン的に優れているものも多いので、性能と価格を両立したい場合には、よく利用するオンラインストアで購入するのがおすすめです。
ポイント還元で、相当お得に購入できる可能性があります。たとえば、楽天市場をよく利用される場合で計算してみます。楽天は、サービスの組み合わせ次第で最大16倍のポイントが還元されますね。
「楽天会員(+1倍)+楽天カード利用(+2倍)」で合計3倍の場合であれば、10,000円の炊飯器を買うと300円分の楽天ポイントを還元されます。
最大の16倍の場合なら1,600円分です。交通費などが浮くことも考えると、かなりお得と言えます。
ニーズに合わせて購入場所を選びましょう!
炊飯器についてよくある質問!そんなに味は違う?
◎よくある質問◎
・長持ちさせる方法は?
・洗い方と頻度は?
・高級炊飯器と手頃炊飯器の違いは?
炊飯器についてよくある質問を答えていきます!
ほかにも気になること等あれば、気軽にコメントしてください^^/ 2〜5日でお返事します。
炊飯器を長持ちさせる方法は?
炊飯器を長持ちさせるためには上記の3点に気をつけるようにしましょう。
炊飯器は「外側」と「内釜」の2つ以上に分解できるようになっていますが、壊れやすいのは内釜の部分です。
それぞれの寿命は、外側が約5年、内釜は約2年と言われています。
内釜は熱に弱いので、長時間の保温はやめるようにしましょう。
また、傷がつかないよう、釜のなかでお米を研いだり、たわしなどでゴシゴシと洗うのはやめましょう。
炊飯器を長持ちさせるには、日々の配慮が大切です。
洗い方と頻度は?
炊飯器を洗う部分は2箇所あります。ひとつは「内釜」、もうひとつは「内蓋」です。
内蓋というのは内釜の真上、蓋についているフリスビーのような形のものですね。蒸気を通すので、意外と汚れやすい部分です。
それぞれ洗う頻度は使うごと。
毎回丁寧に洗うようにしましょう^^
高級炊飯器と手頃な炊飯器の違いは?
高級炊飯器と手頃な価格の炊飯器の違いは、やはり気になりますよね。
しかしはっきり言って、炊きあがりにはそこまで違いはありません。
違いが出るのは、「美味しいお米を炊いた時」と「一度冷凍して解凍した時」です。
レンチンごはんが美味しいのは、断然高級炊飯器です。
また高級炊飯器は保温性能にも優れていることが多いです。
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