Word Press対応のレンタルサーバー・ドメインの選び方

WordPressを利用して新しい店舗や会社のHP、個人ブログを開設しようとした際に、必要になってくるものが大きく分けて2つあります。「サーバー」「ドメイン」と呼ばれるものです。

この記事では、WordPressに対応した人気のレンタルサーバー5社を、タイプ別に比較しつつ、用途別におすすめのサーバーの選び方をご紹介していきます!

またドメインの種類から作成時の注意点も簡単かつ詳細にまとめました!SEO効果のあるドメインを作りましょう!

せっかくサーバーを契約しても、用途に合っていなければ一向にPV数は増えずに、月額料金ばかり支払うことになってしまいます。せっかくサイトを作るなら、きちんと目的に合ったサーバーを利用しましょう!

目次

【人気5社比較】Word Press対応レンタルサーバーの選び方

Word Pressでホームページやブログを始める時にまず必要になるのはサーバーですよね。今回はWordPressに対応した人気のレンタルサーバー5社を比較しました。

おすすめプランは以下の基準で選びました。

  • 容量が350GB(ない場合には300GB)のプラン
  • vCPU6コア/8GB
項目X ServerConoHamixhostロリポップさくらレンタルサーバー
特徴国内シェア率NO.1管理画面が見易いアダルトジャンルも運営可能安価&中以上のスペック最老舗会社&コスパ良
おすすめプランスタンダードベーシックプレミアムハイスピードスタンダード
月額料金990円1,320円1,958円550円524円
無料ドメインありありありありなし
マルチドメイン無制限無制限無制限200個200個

以上の5つのレンタルサーバーは「性能・速度重視タイプ」と「安さ・コスパ重視タイプ」に分けられます。

性能・速度重視タイプ安さ・コスパ重視タイプ
・X server
・ConoHa
・mix host
・ロリポップ
・さくらレンタルサーバー
法人の方
個人で月間10万PV以上のサイトを作りたい方
月間数千〜10万PVのサイトで良い方
店舗のホームページなど
地道にブログを書きたい方

サーバーの種類やプランの種類は、月間のPV数にも影響してくるため、月間10万PV以上のサイトを作りたい場合には月額1,000円ほどのプランを契約するのがおすすめです。

これを前提にして、ここからは詳しくレンタルサーバー別の特徴をご紹介していきます。

Xserver|国内シェア率NO1

まず国内シェア率NO1のレンタルサーバーである「X server」。先程の表からもわかるように、X serverはおすすめプランでも990円と、コスパの良さも魅力です。主な特徴は以下になります。

  • 独自ドメイン永久無料特典がある
  • 独自ドメイン16種類がそれぞれ1年間無料
  • 無料お試し期間(10日間)あり
  • 無料独自SSL
  • URLアドレスにも独自ドメインが使われる
  • メールや電話のサポートが無料で受けられる

月額料金が1,000円しないにも関わらず、独自ドメインを作成することも可能です。個人はもちろん、法人の方でも快適に利用することが可能です。

またXserverの特徴として、Xserverの契約をすると同時にWordPressを開設できるという点があります。XserverはWordPressに特化したサーバーのため、WordPressのサイト開設が他社サーバーと比べても簡単です。サイト開設に自信のない方は、Xserverの「クイックスタート」を利用しましょう。レンタルサーバーの契約から、独自ドメインの取得、SSLの設置、WordPressの設置まで自動で行ってくれ、最短10分でWordPressのサイトを作れます。

項目スタンダードプレミアムビジネス
月額990円
693円
1,980円
1,386円
3,960円
2,772円
vCPU/メモリ128コア/1024GB128コア/1024GB128コア/1024GB
vCPU/メモリ
リソース保証
6コア/8GB8コア/12GB10コア/16GB
ディスクスペース300GB400GB500GB

更に今なら月額料金に割引が適用されており、法人の方でも快適に利用できる「スタンダードプラン」が格安サーバーと同じ料金で利用できます。

XserverはWordPressに特化したサーバーです。契約と同時にWordPressのサイトを開設できてしまうため、サイト制作初心者の方にもおすすめのサーバーです。

mix host|アダルトジャンルにも対応

続いてご紹介するのは、今回ご紹介する中で唯一アダルトジャンルにも対応しているレンタルサーバー「mix host」です。主な特徴は以下になります。

  • アダルトジャンルにも対応
  • 利用目的によって4つのプランから選べる
  • メールアドレスを無制限に作れる
  • 30日間は返金保証

アダルトジャンルに対応しているレンタルサーバーは「mix host」だけなので、アダルトジャンルとして利用したい方は自ずと「mix host」を利用することになります。プランは以下です。

項目スタンダードプレミアムビジネスビジネスプラス
月額料金968円1,958円3,938円7,898円
CPU/メモリ4vCPU/4GB6vCPU/8GB8vCPU/12GB10vCPU/16GB
容量250GB350GB450GB550GB

mix hostの中のおすすめプランは「プレミアム」です。この「プレミアム」がエックスサーバーの「スタンダードプラン」に値します。

しかしご覧の表からもわかるように、mix hostは性能の割に月額料金が高いです。そのためアダルトジャンルを扱いたい方以外にはあまりおすすめしません。

ConoHa WING|時間単位で契約可能

3つ目にご紹介するのは「ConoHa WING」です。ConoHa WINGの特徴は以下になります。

  • 管理画面がひとつで見易い
  • 1時間単位で利用可能。ベーシックプランならどれだけ使っても最大1,320円

ConoHa WINGの特徴は、時間単位での契約が可能な点です。1時間単位で利用でき、初期費用もかかりません。プランは以下になります。

項目ベーシックスタンダードプレミアム
料金
(最大月額/時間)
2.2円
最大1,320円
4.4円
最大2,640円
8.8円
最大5,280円
vCPU/メモリ6コア/8GB8コア/12GB10コア/16GB
ストレージ容量300GB400GB500GB

お試し版はありませんが、時間単位で利用でき、解約違約金もありません。そのため気になる方は試しに利用してみるのもひとつの手です。

管理画面が見やすいと初心者の方にも評判なレンタルサーバーです。

ロリポップ|格安だけど独自ドメインあり

格安レンタルサーバーの中で人気の高い「ロリポップ」の特徴は以下になります。

  • 格安にも関わらず独自ドメインを利用できる
  • 使い方によって5つのプランから選べる
  • 初期費用は1,650円〜3,300円
  • 10日間の無料お試しもある

ロリポップはプランの豊富なレンタルサーバーです。ロリポップのプランは以下になります。

項目エコノミーライトスタンダードハイスピードエンタープライズ
月額料金99円〜220円〜440円〜550円〜2,200円〜
WordPress対応不可
ストレージ30GB160GB250GB300GB1TB
初期費用1,650円1,650円1,650円0円3,300円

安いプランは月額99円〜利用可能ですが、このプランだとWord Pressは利用できません。おすすめのプランは「ハイスピード」で、このプランだと初期費用も不要です。

格安にも関わらず独自ドメインを作成できるため、個人店舗のHPなどに人気です。

さくらレンタルサーバー|最老舗で最安!

5つ目にご紹介するのは「さくらレンタルサーバー」です。同じ格安の「ロリポップ」と比較すると聞き慣れないという方も多いのではないでしょうか。

しかし今回ご紹介した中では、1996年〜サービスを提供しており最老舗です。「さくらレンタルサーバー」の特徴は以下になります。

  • お試し期間が2週間ある
  • 使い方によってプランを5つから選べる
  • 1996年からサービス提供をしており老舗ユーザーも多い
  • 最もスタンダードなプランを月額524円で利用出来てコスパが良い

お試し期間があるのは嬉しいですね。さくらレンタルサーバーのプランは以下です。

項目ライトプランスタンダードプランプレミアムプランビジネスプランビジネスプロプラン
月額料金131円524円1,571円2,619円4,714円
容量100GB300GB400GB600GB900GB
WoordPress対応不可

一番安いライトプランはWord Pressに非対応なため、Word Pressで利用する場合にはスタンダード以上のプランになります。公式でのおすすめは「プレミアムプラン」ですが、スタンダードプランでも十分快適に利用できます。

用する場合には、1年間のレンタル料を一括で支払うと2ヶ月分お得に利用できます。

ドメインの決め方のコツ|ひと目で判別できるものが良い!

ホームページを作る際、サーバーの他に「ドメイン」も必要になります。そもそも「ドメイン」とは何かというと、インターネット上の住所のようなものです。

例)https://denki0learn.com

この黄色い下線を引いてある部分が「ドメイン」です。

このドメインのつけ方によって「このサイトはどういったサイトなのか」をひと目でわかるようにできます。そのためドメインを決める際には以下の点に気をつけましょう。

  • 短くて覚えやすいワードにする
  • サイトの用途や目的がひと目で分かるようにする

更にドメインには「サーバーの提供しているドメイン」と「独自ドメイン」というものがあります。サーバーの提供しているドメインの場合、URLにもサーバーの名前(例えば「ロリポップ」や「エックスサーバー」など)が入ってきます。詳しくはこの後に詳しく解説しますが、長く使いたい場合には「独自ドメイン」の利用をおすすめします。

TLD(トップレベルドメイン)の選び方

ドメインには更にTLD(トップレベルドメイン)と呼ばれるものがあります。

例)https://denki0learn.com

この黄色い下線の部分がTLDです。

TLDによって、このサイトがどういった目的で作られたサイトなのかを判別することが可能です。TLDには以下の種類があります。

TLD特徴取得条件日本語ドメイン
com「company」の略。世界最多のTLDのため、一般的な単語は既に利用されている可能性も。なし
net「Network」の略。なし
co.jp日本国内に登記のある法人でなければ使用できないため、日本法人であることの証明になる。日本国内に登記のある法人のみ
jp「Japan」の略。日本に住所を持つ、組織・個人
tokyo「東京」に関係のあるサイトであることを伝えられる。なし
site「サイト」の意味。なし
inc「法人組織(incorporated)」の略。「co.jp」の代わりに利用することも可能。なし

ドメインはサーバーから提供される場合もあります。例えばエックスサーバーであれば、最初のドメインを無料でプレゼントしてくれます。

ドメインの月額料金もまた100円〜1,0000円以上と幅がありますが、アフィリエイト用のブログであったり、店舗のブログであったりする場合には500円〜1,000円程度のドメインがおすすめです。

サイトの内容がひと目で判別できるようなドメインを作りましょう!

独自ドメインのつくり方|長くサイトを続けるなら作ろう

続いてサイトを長く続ける場合には「独自ドメイン」をおすすめします。先程、ドメインには「サーバーのサブドメインとして利用するもの」と「独自ドメイン」があるという話をしました。

今回ご紹介したエックスサーバーを始めとする5つのサーバーのうち「さくらレンタルサーバー」以外の4社では、「独自ドメイン」が無料で作成できるサービスを行っています。

独自ドメインのメリットは以下の点です。

  • 好きな文字列にできるため、サイトのイメージを自在につくれる
  • 信頼度のUP(会社の名前やサイト名を入れられるため認知度や信頼感を高められる)
  • ずっと使える(サーバーを変えたくなった場合や、サーバーのサービスが終了した場合に削除されるリスクがない)

サブドメインとして利用する場合だと、サーバーのサービスが終了した場合に、サイトが削除されてしまう可能性があります。独自ドメインを持つと、そういった可能性がないため長くサイトを使いたい場合には独自ドメインの使用をおすすめします。サブドメインと独自ドメインの見分け方は以下です。

【独自ドメイン】

https://***********.com

【サブドメイン】

https://**********.service.com 

黄色い下線部の所が「独自ドメイン」。

青い下線部の所が「サブドメイン」になります。

サブドメインの「独自ドメイン」の箇所には、サーバーの名前が入ります。ドメインの一部を間借りしているイメージです。そのため大元のドメインであるサーバーがサービスを終了すると利用ができなくなってしまうのです。

サイトを長く利用する場合には、必ず独自ドメインを作成しましょう。

サーバーの性能重視ならX serverがコスパ良し!

サーバーには大きく分けて2つのタイプがあります。ひとつが「性能重視」のもの。もうひとつは「安さ重視」のものです。それぞれの特徴を今一度表にしました。

性能・速度重視タイプ安さ・コスパ重視タイプ
・X server
・ConoHa
・mix host
・ロリポップ
・さくらレンタルサーバー
法人の方
個人で月間10万PV以上のサイトを作りたい方
月間数千〜10万PVのサイトで良い方
店舗のホームページなど
地道にブログを書きたい方

この「性能・速度重視」の中で最もコストパフォーマンスに優れているのがエックスサーバー(X server)です。月額料金が通常990円(現在はキャンペーン中で693円)で利用できます。

独自ドメインも1つは永年無料。その他にも16種類のドメインを1年間は無料で利用できるサービスもあるため、複数個のサイトを作ってみたい方にもおすすめです。

またエックスサーバー(X server)の特徴として、契約と同時にWord Pressの立ち上げをできるというのがあります。本来であれば、自力でやらなくてはいけない以下の3つの工程をエックスサーバーの中で完了できてしまうため、HP作成初心者の方にもおすすめです。

  • 独自ドメインの取得
  • Word Pressのダウンロード・開設
  • SSL化

短時間でしっかりとしたホームページを作りたい方はエックスサーバー一択と言っても過言ではありません。エックスサーバーでは10日間のお試し期間もあるため、利用前にどんなものか使ってみたいという方はお試し期間を利用しましょう。

XserverはWordPressに特化したサーバーのため、WordPressでサイトを作ると決まっている場合に特におすすめです。

サーバーの安さ重視ならロリポップ

続いて「安さ・コスパ重視」の方には「ロリポップ」がおすすめです。その理由はやはりコストパフォーマンスに優れているという点です。格安サーバーにも関わらず、独自ドメインを取得できることがロリポップの強みです。

価格が少し上の「エックスサーバー」などと比べると、安い分「PV数の獲得」は劣る可能性がありますが、月間PV数数千〜10万以下などでも良い、店舗系HPを作成したい方などはロリポップで試しに作ってみても良いでしょう。

ドメインを独自ドメインにしておけば、サーバーの移行も出来るため、ドメインだけ独自ドメインにして、もしもっとPV数を増やしたくなったり大きなサイトにしたくなった場合にはエックスサーバーなどの安定したサーバーに移行するのがおすすめです。

サーバーの運営で気をつけること

サーバーを運営する上で、気をつけてほしいことをまとめました。

  • サーバーには有効期限があるため、有効期限内に更新すること
  • OSやサーバーのアップデートを定期的に行うこと
  • SSLを使用すること

まずサーバーには有効期限があります。せっかくサイトを作っても、有効期限内に更新の手続きを行わなかった場合にはサイトを開けなくなる可能性があります。サーバーによっては「自動更新」をすることもできるため、有効期限ごとに更新するのが難しいと感じられる場合には「自動更新」を利用しましょう。

次にOSやサーバーは定期的にアップデートを行いましょう。アップデートをすることでセキュリティの精度を上げることができます。

最後にSSLを使用しましょう。エックスサーバーでは「SSL」の設定まで行ってくれるとお話しましたね。このSSLを利用することで通信を暗号化でき、盗聴やサーバーのなりすましなどの恐れが少なくなります。

大切なサイトは、セキュリティ面にもきちんと気を配るようにしましょう。

最後に|Word Press対応サーバーで最もコスパが良いのはエックスサーバー

今回5つのサーバーをご紹介しました。その中で最もコストパフォーマンスに優れているのは「エックスサーバー」という結果になりました。国内シェア率NO1の理由がおわかりいただけたのではないでしょうか。エックスサーバーの特徴を改めてここにまとめます。

  • 独自ドメイン永久無料特典がある
  • 独自ドメイン16種類がそれぞれ1年間無料
  • 無料お試し期間(10日間)あり
  • 無料独自SSL
  • URLアドレスにも独自ドメインが使われる
  • メールや電話のサポートが無料で受けられる

最も人気のあるスタンダードプランは月額990円で利用できます。現在はキャンペーンを行っているため、月額990円のところが693円です。これは格安サーバーとほぼ同じくらいの安さです。それなのにも関わらず、独自ドメインの永久無料特典や、無料独自SSLなどのサービスもついてくるためコストパフォーマンスにとても優れています。

またメールや電話のサポートが無料で受けられるため、初心者の方にもおすすめです。気になる方は、10日間のお試し期間もあるため利用してみると良いでしょう。

さて長文にお付き合い頂きありがとうございました。またご不明点などございましたら、お気軽にコメントくださいませ。


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この記事を書いたひと

現役携帯販売員の詩織です。現在、ドコモ・楽天モバイルで販売員をしています。このサイトでは、光回線や携帯のお得な利用方法や、実際の品質などをお話していきます。

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